交通事故の概要
交通事故の状況
- 被害者の年齢・性別:20代男性
- 加害者の移動形態:バイク
- 被害者の移動形態:徒歩
- 交通事故が発生した場所:住宅街の狭い道路
- 加害者の保険加入状況:自賠責保険のみ
事故が多発する交差点、意識がなくなるほどの衝突
事故にあったのは住宅地の狭い交差点でした。その交差点は木や家の塀などが死角になり、人や車が見えない場所で、頻繁にその交差点では事故が発生していました。
その日ある約束で私は急いでいました。小走りで家を出てそのまま事故にあった交差点に踏み入ろうとしました。私は急いでいたため周りを見ることを怠っていました。その時に一時停止を少ししかしていなかったバイクが私と衝突して、お互い吹き飛びました。
私はそのまま意識がなくなり、後から聞いた話によると近くにいた人が、すぐに救急車を呼んでくださり、私とバイクの運転手はそれぞれ病院に運ばれたそうです。その後1日後に意識が戻りました。
被害者のケガの程度
- 頭を打って気を失ったことが原因の記憶障害
- 左腕骨折
- 左肋骨骨折
- 擦り傷多数
入院、通院、リハビリ期間
- 入院期間:1ヶ月以内
- 通院期間:1~3ヶ月以内
- リハビリ期間:1ヶ月以内
- 後遺症の有無:後遺症なし
治療、リハビリ、完治までの状況
頸椎の牽引、肩首の緊張の緩和のための注射やマッサージを行いました。
後遺症について
主に左腕と肋骨の骨折だったので肋骨がくっつくまでは病院のベットから動けませんでした。肋骨が1ヶ月ほどで完治し、左腕の骨折も手術が無事成功し、1ヶ月半ほどで包帯が取れました。
左腕に関してはずっと固めていたので筋力低下していたので、筋力を戻すリハビリをしました。2ヶ月ほどで完治しました。
交通事故の示談交渉について
- 事故発生から示談終了までの期間:1年以内
- 示談交渉の弁護士への依頼:依頼していない
保険会社の対応、示談金・慰謝料の提示額について
満足している(5段階評価中2)
示談交渉の過程
命は法律では守れない!
保険会社の迅速かつ適切な対応で私が入院している間に全てやってくださりました。またお金の問題の他に、相手側が私が小走りで死角の多い交差点から出てきたのも悪いと主張して保険会社と争ったらしいのです。
その話を保険会社の方が私にしてくださったときに、「確かに法律では全てバイク側が悪くなって、あなた自身にかかる医療費負担は守られるのだけれど、あなた自身の命は法律では守れないのですよ。急いでいたのだということだけれど、もっと周りを見てこれからは、自分自身で自分の命を守ってくださいね。」と言ってくださりました。保険会社は一見、保険の加入者のお金の面だけをサポートする会社だと思っていたのでこの言葉は胸に突き刺さりました。
保険会社の金銭面以外に対する加害者・被害者への心遣い
まだ加入者にこの言葉を言うのならわかりますが、その加入者が加害してしまった相手のことまで心配をしてくださるなんて思ってもみませんでした。この話を事故相手の方に話すと、事故相手の人も同じようなことを言われたと言っていました。
また事故を起こしてすぐは、被害者の私にも事故原因はあると思って文句を言ってやろうかと思っていたらしいのですが、保険会社の方の話を聞き、自分の命と相手の命の大切さを教えられ、文句を言う気持ちがなくなったと言っていました。
以上の対応はお金の面でなく命の面にも気配りをしてくださっていたので大変満足しました。
今後、後遺症が残るような大きな事故に遭われた場合、また弁護士に依頼したいと思いますか?
どちらでもない(5段階中3)