交通事故で弁護士に相談したい|弁護士費用特約を使うメリットとデメリットを徹底解説!

公開日:2017/12/21
最終更新日:2018/06/29

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交通事故保険弁護士弁護士費用特約費用

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 弁護士費用特約のメリットは費用倒れの心配がないこと

 無免許や酒気帯び運転など弁護士費用特約が使えない事故もあるので注意が必要

 弁護士費用特約のデメリットは月々の保険料の負担が増えること

ナビ夫
交通事故の対応や示談交渉で弁護士に相談する人が利用する弁護士費用特約。任意保険サービスの一つとして入っているこのサービスですが、どんなメリットやデメリットがあるのかわからない人も多いのではないでしょうか。そこで今回は弁護士費用特約について見ていきます。

弁護士費用特約とは?

弁護士と法律のイメージ画像

りんね
交通事故に遭ったら加害者や保険会社と交渉とかするんだよね?自分でそういうのできるかな。私、法律とか全然詳しくないよ。

アシスト爺ちゃん
面倒な法的手続きを弁護士に代行してもらえる「弁護士費用特約」というものがあるぞ。

りんね
へぇー!けど、うまい話には裏があるっていうよ。弁護士費用特約にもデメリットがあるんじゃないの?

弁護士費用特約とは?

弁護士費用等補償特約(略称:弁特、弁護士費用特約)とは、2000年に日本弁護士連合会と損害保険各社が協同して開始した権利保護保険です。交通事故によって負った怪我の治療費などを相手方に請求する場合や、法律上賠償責任がないにもかかわらず損害賠償を請求された場合に、弁護士費用を補てんしてもらえます。

一般的に、弁護士費用として300万円まで、法律相談費用として10万円まで受け取ることができます。具体的な支給上限額については保険会社との契約書などで確認してください。ただし、弁護士費用特約を締結していても、無免許運転や酒気帯び運転など一定の場合には弁護士費用特約の効果が及ばないので注意しましょう。

弁護士費用特約の利用方法

弁護士費用特約を利用するには、まず保険会社に事故の発生日時や場所、事故状況などを通知します。合わせて、弁護士費用特約を利用したい旨を伝えて、保険会社の同意を得た後、弁護士との委任契約書を提出します。

弁護士費用の金額などを証明する書類を求められますが、弁護士に依頼した後は弁護士が保険会社とのやり取りを代行してくれます。

弁護士の担う業務

弁護士は、保険会社や加害者と賠償額の増額などの交渉や後遺障害認定書類作成、訴訟を提起する場合にはその準備を行います。交通事故の状況や依頼者の希望などによって必要な弁護士の職務内容は異なります。

交通事故の実績が豊富な弁護士に依頼すると適切に依頼を遂行してもらえるので、被害者としては信頼できる弁護士を選びたいところです。

アシスト爺ちゃん
弁護士もピンからキリじゃ。頼む際には交通事故に強い弁護士に頼むと心強いぞい。

りんね
そうなの? 弁護士ってみんな同じじゃないの?

アシスト爺ちゃん
それぞれ人には得意分野があるじゃろ? 交通事故に強い弁護士もいれば離婚調停に強い弁護士もいる。その辺りは自分で調べないといかんがのう。

弁護士費用特約を使うメリットとは?

★安心して弁護士に依頼できる!

弁護士費用特約を利用する最大のメリットは、費用倒れの心配がないことです。弁護士費用が300万円を超えるのは日弁連の旧報酬基準で計算した場合、およそ1,700万円を超える請求をした場合です。

死亡事故や重大な後遺症の残る大きな事故を除いて、実質負担なしで弁護士に依頼できるので、事故に遭ったときにも安心できるでしょう。弁護士費用を自己負担する場合でも相手から受け取った金額で支払えば良いので、費用倒れになる心配はほとんどありません。

逆に、損害賠償額の少ない物損事故や軽い怪我で済んだ人損事故の場合、高額な報酬を払い弁護士に依頼するかどうかを悩むかもしれませんが、弁護士費用特約を利用すれば費用倒れの心配がありません。

★示談金が大幅に増額する!?

一般的に、弁護士が交渉するか弁護士以外の人が交渉するかによって、保険会社の担当者の権限が異なるので、支払われる保険金(慰謝料)の額が異なります。場合によっては、弁護士に依頼することで慰謝料の額が2~3倍に増えることもあるのです。

たとえば、むち打ち症で30日通院した場合を想定してみます。この場合、被害者のために最低限度の補償をした自賠責保険では、12万6,000円の慰謝料が支払われます。これに対し、弁護士に依頼すると28万円ほどの慰謝料が支払われます。

死亡事故や重傷を負った事故ほど、弁護士に依頼することによって増額する金額は大きくなる傾向にあります。

むち打ちで30日通院
自賠責基準 126,000
弁護士基準 280,000
→ほぼ倍以上の金額が請求できた!

★被害者が精神的ストレスから解放される?

保険金額を少しでも減らそうとしている保険会社や加害者と、被害者が自ら交渉することは簡単ではありません。法律用語に慣れていなければ、訳のわからない難解な用語に混乱してしまうかもしれません。弁護士に依頼すればこうした面倒なやり取りをすべて代行してもらえ、被害者は精神的なストレスから解放されるでしょう。

実際にあった事例として、自らの過失を認めようとしない相手方との交渉を弁護士に委ね、無事決着できたケースがあります。

過失の有無、程度は極めて専門的な概念なので、被害者自ら交渉していればかなり長期間を要し、最終的には相手方の主張をある程度認めてしまっていたかもしれません。

りんね
全部お願いしてしまえるから、今まで全部自分がやっていたことがやらなくてもいいわけね。

アシスト爺ちゃん
そうじゃ。問題の費用も弁護士費用特約でカバーできてしまうしのう。

りんね
確か弁護費用特約って任意保険のオプションなんだよね。自賠責にはついていないんだっけ。

アシスト爺ちゃん
その通り。だから任意保険に入っている人は弁護士費用特約を付けておくといざって時にとても楽なんじゃ。

弁護士費用特約を使うデメリットはあるの?

裁判所のイメージ画像

弁護士費用特約を利用すると、保険料が上がるのではないかと気になる人がいるでしょう。確かに、保険契約の内容によっては月々100円程度保険料が値上がりする可能性があります

しかし、ノーカウント事故として保険料に影響のない場合もあります。自分の契約内容がどうなっているかを事前にチェックしておきましょう。
保険料が値上がりする場合であっても、全体的にみればメリットのほうが大きく、基本的にデメリットはないといえるでしょう。

アシスト爺ちゃん
メリットの多さに比べてデメリットはほとんどないにも等しいんじゃ。

りんね
月々の保険料がかかるのがネックだけど……

アシスト爺ちゃん
それでもほぼ無料で弁護士に頼めるというのはすごい事なんじゃよ。弁護士は様々な権利を持っておるからのう。

弁護士費用特約を使うメリットデメリットのまとめ

契約書を確認している被害者のイメージ画像

デメリットは存在するものの、実質無料で弁護士に依頼することのできる弁護士費用特約。この特約を使えば弁護士に依頼しても費用倒れの心配がなく慰謝料の増額などを狙えるので、弁護士費用を安くしたいと考えているなら使わない手はないでしょう。自分の契約内容をしっかりチェックしてみてはいかがでしょうか。

弁護士費用特約のメリット・デメリット
メリット ・ほぼ無料で弁護士に依頼できる(費用倒れがない) 
・保険会社の対応に追われなくて済む
・示談交渉の損害賠償金を最高基準の弁護士基準で請求できる
デメリット ・月々の保険料がかかる

交通事故の被害者になったら弁護士特約の利用をおすすめします!

交通事故で怪我を負った場合、弁護士特約が利用できると、費用の負担なしで弁護士に対応を依頼することが可能です。依頼を行う弁護士は自分自身で選ぶことも可能です。保険会社との示談交渉を弁護士に依頼することによって、治療費や慰謝料などの示談金を増額できるケースがあります。

初回相談料着手金0円の弁護士事務所もありますので、被害者になったらまずは自分が契約している保険会社に弁護士特約が使えるかどうかを確認し、利用可能な場合は弁護士へ相談してみましょう。

【弁護士特約を使って弁護士に依頼するメリット】

・費用の負担をせずに弁護士に依頼ができる。
・専門知識が必要な示談交渉を弁護士に任せることにより、有利かつスムーズに示談交渉を進められる。
・怪我をしている中で交渉にかかる心理的な負担が省ける。

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