交通事故体験談のご紹介です。ここでは、横断歩道を歩行中に、車道逆走の原付バイクと接触した40代男性について、事故当時の状況や通院・リハビリの状況、事故後の示談交渉の内容も合わせてご紹介します。
交通事故の概要
交通事故の状況
被害者 横断歩道で車道を逆走してきたバイクに接触した40代男性 |
相手の過失10割の為、自分の保険が使えず交渉も不安だったがきちんと支払ってもらえて満足 |
- 被害者の年齢・性別:40代男性
- 加害者の移動形態:バイク
- 被害者の移動形態:徒歩
- 交通事故が発生した場所:信号機のない横断歩道
- 加害者の保険加入状況:自賠責保険のみ
横断歩道を歩行中、死角から猛スピードで走る原付バイクと衝突
片側一車線ずつの渋滞中の道路(渋滞していたのは手前側の道路のみ)で信号機のない横断歩道を渡ろうとしていました。横断歩道の直前にはちょうどバスが止まっていました。
横断歩道を半分渡ったところでバスの陰から、渋滞していない側の道路に出たのですが、そこで渋滞を右側から猛スピードで追い越してきた原付バイクに接触しました。
被害者は転倒。バイクは20メートルも滑っていきました
私も万が一を考えバスの陰から頭だけ出して確認しようと思ったのですが、バイクは猛スピードだったため、バイクを確認するのと接触したのはほとんど同じタイミングだった気がします。私はその場に転倒してしまいました。
着衣や、鞄などが接触の影響で壊れたり破れたりしました。バイクも私に接触後転倒しましたが、運転手は上手く飛び降りたせいで、バイクだけが20メートルくらい路上を滑ってゆきました。
被害者のケガの程度 | 腰の打撲 |
---|---|
入院期間 | × |
通院期間 | 1ヶ月以内 |
リハビリ期間 | 3ヶ月以内 |
後遺症の有無 | ○ |
私の右腰あたりに原付バイクの前部が衝突し、私は押し倒されるように転倒しました。
右腰はバイクと接触したため、また左腰は転倒のため各々打撲を負いました。
打撲と言うことで、全治三日程度の診断ではありましたが、腰を強打しているため、リハビリが必要な状態でした。
整骨院にて、電気治療、マッサージ、ウオーターベッド、などを行いました。
このような症状の場合短期間での「完治」は難しいのですが、「症状固定」ということで、途中で打ち切られてしまいました。
後遺症について
寒い時期や、天気が悪くなる前など腰に鈍痛を覚えます。
▼症状固定に認定されてしまう場合の対処ケースはこちら▼
○交通事故での治療中、保険会社が「症状固定」と言ってくる理由とベストな対処法3選(https://ji-ko.jp/resolution/kotei/page-8510/)
交通事故の示談交渉について
事故発生から示談終了までの期間 | 1年以内 |
---|---|
示談交渉の弁護士への依頼 | × |
加害者の保険状況 | 自賠責保険のみ |
相手の支払額 | 非公開 |
慰謝料 | 非公開 |
保険会社の対応、示談金・慰謝料の提示額について |
---|
★★★☆☆(不満なし) |
示談交渉の過程
自賠責のみに不安を持っていたが、親身な対応で安心
相手が原付バイクで、任意保険未加入、自賠責保険のみの若者でした。自賠責保険と聞くと、強制保険のため任意保険と比べて手続きが面倒だったり、対応が良くないのではないかという懸念がありましたが、実際は親身になって対応していただくことが出来ました。
事故における過失割合の相殺がないのが自賠責保険というものらしいですが、今回私が横断歩道を歩いて横断中であり、相手方が対向車線にはみ出して渋滞の車列を追い越していたということで「車道逆走」という理由で当方の過失が全く認められなかったのもスムーズに事が運んだ理由の一つだったかもしれません。
もしも怪我がもっと酷かったらと考えると…
しかし今回怪我の程度が軽かったので、そのように思うのかもしれません。万が一もっと長引くような怪我、もっと重篤な後遺症が残ってしまうような怪我を負っていたら、やはり自賠責保険だけではまかないきれなかったのではないかと思います。
それとこれは保険会社の問題ではないのですが、自賠責保険への請求の場合、任意保険と違って被害者側も動かなければならないことが多くありますので、同じような事故に遭われた方はぜひきちんと調べてみて対応するようにしてください。任意保険のように何から何までしてくれるわけではありません。
▼被害者自身が請求する場合はこちら▼
○損害賠償の請求はどこに言えばいいの? ~被害者請求と加害者請求の二つのケースを紹介~(https://ji-ko.jp/knowledge/hoken/page-715/)
Q:今後事故に遭われた場合弁護士に依頼したいと思いますか? |
---|
A:どちらでもない(★★★☆☆) |
弁護士の介入により休業損害が認められ、示談金が増額するケースも
交通事故で怪我を負った場合、こちらが求める休業損害の金額よりもはるかに低い金額を保険会社から提示されることがあります。この点、保険会社との示談交渉を弁護士に依頼することによって、休業損害が認められ、治療費や慰謝料などの示談金を増額できるケースがあります。初回相談料や着手金が0円の弁護士事務所もありますので、示談交渉に不安を感じたらまずは相談してみましょう。
【交通事故の示談や休業損害交渉を弁護士に依頼するメリット】
・専門知識が必要な示談交渉を弁護士に任せることにより、有利かつスムーズに示談交渉を進められる。
・相手方に請求する示談金を増額させることができる。
・通院中や入院中など、交通事故のダメージが残っているときでも、示談交渉を任せられるため、治療に専念できる。
↓ ↓ ↓
この体験談に関連する体験談はこちら
普段とは違う時間からの仕事で、いつも使っていた大通りは混み合っていたため、信号機がなく交差点の多い細い道を使って出勤することに。
片側3車線同士の大きな交差点で事故にあいました。被害者である私は自転車、加害者である相手は原付自転車です。
事故にあったのは住宅地の狭い交差点でした。その交差点は木や家の塀などが死角になり、人や車が見えない場所で、頻繁にその交差点では事故が発生していました。
住宅街の道でしたが国道への抜け道になっている道のため、信号待ちでよく車が停車している道での事故でした。