交通事故に遭った時、被害者ではなく加害者になった場合も対処方法がわからず混乱してしまう事が考えられます。また交通事故の加害者は、事故の状況によっては刑事事件にまで発展してしまう可能性もある為、気が休まることがありません。
そこで交通事故の加害者になった場合、どのような対応をしていけばよいのか、解説をしていきます。
交通事故の加害者になった場合の知識
交通事故の加害者になった後の対応がわからず、また警察も出て事情聴取を受けるため、気が動転してしまう人もいるのではないのでしょうか。交通事故の加害者が事故直後にするべきことや、また加害者以外でも損害賠償の対象になるパターンについてお答えしていきます。
加害者の義務について
義務を怠れば罰金の可能性も。交通事故後に加害者がやるべきこと(対処)とは?
交通事故を起こしてしまったらまず何をすればいいのか。警察を呼ぶべきか、それとも……。実は交通事故の加害者は法律によってするべき義務が定められています。その義務とはどのようなものか、見ていくことにします。
加害者への請求について
損害賠償の請求先は加害者だけとは限らない-加害者以外にも損害賠償を請求できる5つのケースを解説!
交通事故を起こした人=加害者だけだと思っていませんか?実は同乗者や車両の持ち主といった事故とは間接的な絡みの人でも場合によっては被害者に訴えられることがあるのです。
交通事故の加害者に関するよくある質問と答え
謝罪に来た加害者に対しての対応方法
交通事故の加害者が謝罪する理由はさまざまじゃ。純粋に迷惑をかけたことを謝罪したい人もいれば、刑事事件となるのを防ぐために被害者を宥めておきたい人、あるいは自分の処分を軽くするために被害者に許してもらいたい人もいるじゃろう。
被害者としてそんな加害者に常に合わせる必要もないんじゃが、相手を許してしまうと捉えがちな対応や発言はダメじゃ。もし揉めているようならば会わずに手紙などのやり取りがよいじゃろう。また、加害者の謝罪を受け入れるタイミングも被害者の自由じゃ。
最初は許せなくても、加害者の誠意が伝われば許せるときもくるじゃろう。
被害者と加害者は直接会ってもよいのか?
もめている場合には、相手と直接会うのはなかなか勇気のいるものじゃ。しかし、時として被害者は自ら加害者に会おうとするのう。
たとえば加害者が保険会社に話している内容と自分の認識が大きく異なる場合、加害者に直接会って話したいと考える被害者がおる。あるいは、加害者が悪質で直接謝罪してほしいと考える被害者もいるじゃろう。
基本的に被害者は加害者と直接交渉するか保険会社を通して交渉するかを選ぶことができるんじゃ。
しかし、直接問いただしたり謝罪を無理やり求めたりすれば、場合によっては強要罪が成立しかねん。それに、事故の経験が少ない場合には、言うと結果的に不利になることまで言ってしまう場合もあるじゃろう。直接交渉することにメリットは少ないから、止めといた方が無難じゃろうな。
交通事故の加害者に関する記事一覧
交通事故の加害者は事故直後の義務があり、怠ると3年以下の懲役または20万円以下の罰金を支払う 警察に通報する際、4つの事柄を必ず報告…
示談書は事故の当事者全員の署名、免責証書は被害者だけの署名が必要 免責証書は「この賠償金を受け取ったら、相手に対して一切の追加請求を…
被害者に事情聴取をしてそれらをまとめた警察が「被害者供述調書」を作成する 「供述調書」は一度署名拇印をしたら内容の書き直しはできない…
自分で行う示談交渉のメリットは自分の意見をしっかりいえること 逆にデメリットは精神的に疲れる上、金額の相場がわからないこと 保険会…
被害者請求権(被害者から加害者への賠償請求)は3年で時効になる 時効は加害者と事故の損害を知った日が起算日 請求権の時効起算日は中…
事故の治療と回復に因果関係がある場合、医師への謝礼が損害賠償として含まれるケースがある 適用されるのは医師への謝礼のみであり、接待費…