高速道路上での交通事故における過失割合

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高速道路と通常の道路では運転者の義務が異なる

高速道路における交通事故は、高速道路ではない道路における交通事故と、過失割合を決めるにあたって考慮するべき要素が根本的に異なります。

高速道路はもともと車が速いスピードえ移動することを目的に設置されています。そのため、高速道路ではない通常の道路を走行する時とは、運転者の義務が異なります。基本的過失割合は、この義務を前提に決められるのです。

それでは、高速道路を運転するにあたって運転者に課せられる義務を見てみましょう。

高速道路を走行する際の運転者の義務

1 最低限のスピードを維持して走行する
2 一方通行への高速走行を円滑にするため、道路の横断・Uターン・バック走行の禁止
3 本線車道に進入する車は、本線車道を走行している車の高速走行を妨げないために、
本線車道を走行している車を優先する
4 本線車道に進入する車は、加速車線で十分に加速してから進入し、
本線車道を出る車は、減速車線で安全な速度まで減速してから本線車道から出る
5 基本的に高速道路には信号がなく、全ての車が安全に走行できるよう、駐停車が禁止
6 高速道路では駐停車が禁止されているため、走行中のトラブルが起きないように、
事前に整備や点検をする義務がある
燃料やオイルなどの量、貨物が最大積載量を超えていないか、荷崩れの危険性など
7 やむを得ず高速道路上で停車をする場合は、停止表示の機材を設置し、
後方から走行する車の追突を予防する義務がある
8  本線車道で運転が不可能になった場合は、速やかに退避する義務がある

高速道路において同じ方向に直進する車同士の事故

直進車と加速車線から進入した車の事故

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交通事故の詳しい状況 過失割合
AB共に四輪車の場合 A30:B70
Aがバイク、Bが四輪車の場合 A20:B80
Aが四輪車、Bがバイクの場合 A40:B60

車線変更を伴う割込みをして起きた事故

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交通事故の詳しい状況 過失割合
AB共に四輪車の場合 A20:B80
Aがバイク、Bが四輪車の場合 A10:B90
Aが四輪車、Bがバイクの場合 A30:B70

高速道路上の交通事故における過失割合の修正要素

上記で挙げた義務を前提に、高速道路上の交通事故は、基本的過失割合を決めています。そして、重大な事故が発生しやすい高速道路で義務を怠った場合、過失割合は通常の道路よりも重く評価されることになります。

しかし、高速道路上の交通事故も状況によって過失割合が修正されます。その修正が行われる要素としては、進路変更禁止区域における進路変更、走行している他の車の動静に対する著しい不注視、分岐点や出入口付近の事故などが該当します。

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