【交通事故体験談】T字交差点を横断中に信号無視をしたバイクとの衝突事故。賠償内容に不満があります。

公開日:2016/09/15
最終更新日:2018/05/25

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バイク交差点後遺障害徒歩慰謝料捻挫示談

交通事故後にぐにゃぐにゃになった自転車のタイヤの写真

交通事故体験談のご紹介です。ここでは、T字交差点を横断中に信号無視をしたバイクとの衝突事故に遭った50代女性について、事故当時の状況や通院・リハビリの状況、事故後の示談交渉の内容も合わせてご紹介します。

交通事故の概要

交通事故の状況

被害者 10年以上前、夜間の交差点を横断中に信号無視のバイクと衝突した50代女性
示談はその年に決着がつくも翌年から後遺症に悩まされるように
  • 被害者の年齢・性別:50代女性
  • 加害者の移動形態:バイク
  • 被害者の移動形態:徒歩
  • 交通事故が発生した場所:信号のある交差点
  • 加害者の保険加入状況:自賠責保険のみ

T字交差点を横断中、信号無視で走行したバイクと衝突

午後10時ごろの飲み会の帰りでした。家まであと数百メートルと言うT字交差点で友人と自転車を押して横断中、突然バイクに自転車のサイドに激突されました。バイクは近くの工事へ、夜勤へ向かう50代女性が運転しておりおそらく信号無視で突っ込んできたと思われます。

自転車のハンドルを持っていた私自身が跳ね飛ばされ車道に激しく打ちつけられました。一緒にいた友達も私の自転車の下敷きになる形で倒れ込んでしまいました。交差点中央は街灯で照らされているものの横断歩道が設置されているあたりはやや薄暗かったです。

相手の女性はパニック状態。自分と友人は救急車で病院へ搬送された

緊急搬送される被害者のイメージ画像

携帯がまだ高価な頃の事故でしたので友人宅から自身の家へ連絡をしようとしましたが、「番号は手が覚えているはずなのに何回も間違えてしまって繋がらんかった」といい、友人の母が私の家まで知らせに行ってくれました。

そして道路に沿って建っている理髪店の主人が事故に気付いてくれて119番通報をして救急車が来てくれました。ただその間、加害者の女性は「大変なことをした…大変な…」と繰り返すだけだったそうです。

被害者のケガの程度自身/後頭部裂傷5針、頸椎捻挫、右上半身打撲、顔、手に擦り傷
友人/検査の結果、骨の名前は忘れたが足の骨が折れていたらしく全治3カ月
入院期間1ヶ月以内
通院期間3ヶ月以上
リハビリ期間3ヶ月以上
後遺症の有無

頸椎の牽引、肩や首の緊張の緩和のための注射やマッサージを行いました。

後遺症について

天候不順による肩や首の緊張の高まり、吐き気などがあります。

交通事故の示談交渉について

交通事故後の示談交渉のイメージ画像

事故発生から示談終了までの期間1年以内
示談交渉の弁護士への依頼×
加害者の保険自賠責保険のみ
相手からの支払い非公開
慰謝料非公開

保険会社の対応、示談金・慰謝料の提示額について
★★★★☆(多少不満がある)

示談交渉の過程

示談成立後に事故の後遺症状が発症しました。

通院している被害者のイメージ画像

3月に起こった事故でしたが11月下旬までリハビリのため通院し、相手と和解したのはその年の12月の頃です。

相手が近くの工場に勤めていたことから工場主が間に入り和解。しかし後遺症が出たのは次の年の梅雨時でした。日々鈍痛と吐き気に悩まされ理由がわからず内科、整形外科を受診して事故の後遺症だとわかり、頸椎の牽引を開始しました。

医者に聞くと「はっきりと後遺症と言うには難しいかも知れないが否定も出来ない」とのこと。これだけつらい思いをするなら百万単位の金額を請求すればよかった、と悔しい思いをしました。
十年以上たった今、少しは和らいだものの台風や大雨と言う予報が出るたびまたあの重くるしい気分になるのかと憂鬱になります。

▼むち打ちの治療期間と症状固定についてはこちら

むち打ちの治療期間はどれくらい?~甘く見てはいけないむち打ちと症状固定~

賠償内容には不満があります。

賠償内容に不満を隠せない被害者のイメージ画像

保険は任意保険だけの契約であったため単純に入院日数、通院日数、休業補償、怪我の程度など私への聞き取りではなくおそらく契約者からの申告で単純計算され口座に振り込まれていました。

また汚れた洋服や壊れた自転車は加害女性からお金と品物が届けられましたがそれはどうやら保険がきかなかったようです。

壊れた自転車は当時自動車メーカーから発売されたかなり珍しいタイプの高価な物でしたが、私が入院中に両親が加害女性の持ってきた何のヘンテツもないスーパーで買えるような品物を受け取ってしまいました。

Q:今後事故に遭われた場合、弁護士に依頼したいと思いますか?
A:★★★★★(必ず依頼する)

症状固定と診断されたら、その後の示談交渉に関して弁護士へ相談するのがおすすめです!

被害者に症状固定の説明をしている医者のイメージ画像

交通事故でケガを負い、その治療が長期に渡ると症状固定と診断されることがあります。特に相手方の保険会社から症状固定と診断されると、その後の治療費を打ち切られる場合もあるため、一度弁護士へ相談することをおすすめします。

初回相談料や着手金が0円の弁護士事務所もありますので、不安を感じたらまずは弁護士へ相談してみましょう。

【症状固定に関して弁護士に相談するメリット】

・専門知識が必要な示談交渉を弁護士に任せることにより、有利かつスムーズに示談交渉を進められる。
・弁護士に依頼することにより、後遺障害認定に関する手続きをスムーズに行い、かつ『弁護士基準』で後遺障害慰謝料を請求できる。
・ケガをしている中で、交渉にかかる心理的な負担が省ける。

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